延命治療と安楽死

23630464_sこんにちは。

「延命治療と安楽死」
ちょっと重いタイトルですが・・・

いろいろ考えさせられることがあったので
投稿させていただきます。

昨年、「いのちの停車場」ダウンロード
という映画を観ました。

「生と死」について
深く考えさせられる感動の映画でした。

東京の病院で働いていた
吉永小百合演じる女性医師が、
とある理由で実家のある金沢に帰って、
西田敏行演じる院長の在宅医療専門の診療所
で働くことになります。

東京の病院で働いていた時とは
全く異なる在宅医としての仕事は
現場に戸惑うばかり。

半神麻痺の人、22625470
老々介護の現場、
小児癌の子ども・・・・・。

医師として同じ命と向き合う仕事
と言っても、

今までは「命を救う」現場でしたが、
在宅医は「命を贈る」現場。

なかなか慣れない仕事でしたが、
スタッフの協力もあって、
様々な現場で経験を積んで学んで行きます。

しかしあるとき、
実家では父が病気で倒れてしまいます。

そして耐えられないぐらいの激しい痛み。
もう生きていることさえ辛い。
毎日が激痛との闘い。
「これ以上生きていたくない」
と、医師である娘に訴える。

そして自分を楽にして欲しいと娘に頼みます。

毎日激痛に苦しむ父の姿を見て悩む娘。
父を楽にさせてあげたい。
院長にも相談するが・・・。

そして決断する。

現在の日本の法律では決して犯して行けないことを。

院長は必至で止めるが・・・・・・。

あまり書いてしまうと
ネタバレしてしまうので、
この変で終わりにしておきましょうか。

ぜひおススメの映画なので
DVDで出ていると思いますので観てください。

ちょうどその時、
私の父も闘病生活中でした。

10万人に1人という
治療法の確立されていない難病で
何年も苦しんでいて、
その時は寝返りさえも自分で出来なく、
寝たきり状態でした。

同じように激しい痛みとの闘い。
この映画で在宅医としての現場での出来事や、
父の望みをかなえようとする女医である娘。

映画を観ていて
色々な感情が沸き上がって
涙が出てきてしまいました。

昨年の12月、
父が食事をとることが出来なくなりました。
1週間のうち豆乳を少し飲んだだけ。

もう苦しそうでした。
痛そうでした。

深夜に在宅医の先生が来て、
父に延命治療を望むか聞いてきました。
しかし、父は拒否しました。

今は一緒に住んでいませんが、
弟や妹も駆けつけて、
家族5人が揃いました。

母も私も弟も妹も、
父の意志を尊重することにしました。

もちろん早くお別れしたくないです。
ずっと一緒にいたいです。

でも苦しんでいる父の姿を見て
楽になってもらいたい。
自然に逝かしてあげたい。
という気持ちがありました。
心の中で葛藤です。

CDプレイヤーから流れる詩吟を聞いて
在宅医の先生が「詩吟をやっていたんですね」
と言ったら、父は詩吟を歌い始めました。
まるで苦しさを紛らわすかのように。

先生が帰った後、
だんだんと声が小さくなり、
声が出なくなり、
とうとう話すことさえが出来なくなってしまいました。

苦しそうでした。
お別れの時が近づいてきました。

苦しみながらも一所懸命に目を開けていました。

「お父さんありがとう」
みんなで言います。
父は首を横に振りました。
声は出なかったけど
「いや、ありがとうはこっちの方だよ」
と言っていたのでしょうか。

このまま一緒にいたい。
でも苦しむ顔を見ているのは・・・。
早く楽になって欲しい。
一晩中、父は苦しみながらも必死に目を開けていました。

「楽になっていいんだよ。」
って思いましたが、
楽になるってことは父の死を意味しています。

なんだか頭の中で理解できなくなってきました。
涙が溢れてきました。

早朝にも在宅医の先生が様子を見に来て、
そして午前中の2度目の訪問。
その時まで父は頑張って目を開けていました。

今目を閉じたら、
そのままお別れになるって知っていたのでしょうか。
最後の最後まで頑張って
長い時間一緒に過ごしてくれました。

そして午前11時先生が
「こうやって家族に見守られることは珍しんですよ」
って言った時、
とうとう父の目を閉じました。

そして先生が聴診器を当てて一言
「残念ですが」と・・・・。

泣き崩れるかと思いましたが、22324631
何故だか充実感さえ感じました。

父がここまで頑張った。
そして家族全員で見送ることが出来たことに
幸せを感じました。

父も満足しているだろうなと思いました。

 

話は戻りまして、
「延命治療と安楽死」について、
映画の場面で娘が父親を楽にしてあげたい
という気持ちは本当に良くわかりました。

そう言った意味では、
安楽死もその人のためになるのかもしれません。
しかし、そこには人間の手が加わります。

父は延命治療を拒んで自然に任せました。
延命治療も人間の手が加わります。

医療技術の発展で
延命治療を望めばまだ生きていたかもしれません。

でも人間の手が加わっていいものだろうか?
無理に苦しみながら
人間の手によって生きのびる必要はないと私は思いました。

私たち家族よりも本人が一番苦しいのですから。

延命治療も安楽死も
人間の手が加わると言った意味では同じような気がします。

いまだによくわかりませんが、
延命治療が良くて、安楽死が法律で認めれいない
というのもなんだか腑に落ちません。

しかし、
出来れば自然な形で最期を迎えることが
一番望ましいと今の自分は思います。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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