テニス肘

2c8197bf5e913ddcdee5a6436c67e20c_t当院にはスポーツをやっていて、肘が痛くなり来院される方が多いです。

 

スポーツをやると健康にいい!!!

だからテニスは中高年に愛好者が多いです。

でも健康にいいはずのスポーツなのに
一所懸命やっていたら肘が痛くなってしまった!!!

 テニス肘に限らず、肘が痛くてお悩みの方はお気軽にご相談ください。

 

【テニス肘とは?】

テニスをやっていて肘が痛くなるから「テニス肘」と言うのですが、sports_tennis_hiji

お医者さんの診断名は「上腕骨外側上顆炎」と付けられることが多いです。

 

簡単に言うと、肘の外側が痛くなることです。

テニスのバックハンドにより発症することが多いので、
「テニス肘」と良く言われます。

 

あれ?
肘が痛いからお医者さん行ったら「テニス肘ですね」って言われたけど、

私、テニスなんかやったことない!
なんで?????

まあ、先ほども出てきました診断名「上腕骨外側上顆炎」です。b603a25f443fad7e05f146a476569dfc_t

長時間のパソコン作業、
重い物を持つ仕事、
赤ちゃんを抱っこするお母さん
重いフライパンを持つ料理人・・・・・
など様々な労作で発症します。chuka_chef

「いわゆるテニス肘と同じ症状」と言ったところです。

 

ひどくなると、

雑巾を絞れなくなったり、ペットボトルのキャップを開けられなくなったり、

かなり辛い症状です。

 

テニス肘以外に、野球肘やゴルフ肘があります。523abe1ae39b1a281c7a531d8fabacc5_t

野球肘やゴルフ肘は
主にお医者さんでは「上腕骨内側上顆炎」
診断されることが多いです。

簡単に言うと肘の内側が痛くなります。

テニスはバックハンドだけでなくフォアハンドでも肘が痛くなる場合があります。

俗にいう「フォアハンドテニス肘」
こちらも「上腕骨内側上顆炎」と診断が付くことが多いです。

 

【肘の関節のしくみ】

肘の関節は3本の骨が組み合わさって出来ています。IMG_7365

上腕骨(肘から肩までの骨)、
橈骨(肘から親指側までの骨)、
尺骨(肘から小指までの骨)の
3本の骨が蝶つがいのように絡み合って、
そこをまたぐように筋肉や靭帯で補強されています。

手首や指の動きと、肘の動きは密接に関係していて、
靭帯、3つの骨の関節部、筋肉が、
複雑な動きをするので痛めやすくなっています。

 

【考えられる要因】

肘が痛くなる人の多くは、腕だけで仕事(スポーツ)をしていると私は感じます。
特にスポーツは全身を使って行うと、各関節の負担が少なくなります。

「腰を使って!!」とスポーツでは良く言われますが、
テニスのラケットを振り抜く時も腰はもちろん、足の力も使って体全体で振り抜くと、
肘や肩への負担が少なくなります。

重い物を持つときでも、腕だけでなく、腰から背中を使って体全体で持つようにすると、
肘や肩への負担が少なくなります。

赤ちゃんを抱っこするときも、背中からの力で、特に肩甲骨に意識すると良いです。

赤ちゃんを抱っこする手の向きもコツがありますので、
ご来院の際は私に聞いてみてくださいね。

 いずれにせよ、姿勢が悪いため、どうしても腕だけの力に頼りがちになることが多いので、
普段から「正しい姿勢」を心がけることが大切です。

 

【テニス肘の症例】

 患者Aさん  17歳男性 高校生 テニス部

 練習でボールを打つ時に、肘に痛みが走り、大会までになんとかして欲しいということで来院されました。

全体的に姿勢は猫背、腰も丸くなっていました。

私は「ボール打つとき手打ちになってない?」と聞いたら、
「よく先生に言われます。」とのことでした。

本来あるべき背骨の形は、横から見るとSの字の湾曲(生理的湾曲)になっていなければなりませんが、AさんはCの字になっています。

これでは全身を使ってテニスをすることが出来ません。1004346ea9361800e6f3edca4df65ad7_t

腕の力だけでボールを打つと、肘や肩に負担がかかってしまいます。

肘や腕の施術だけでなく、腰から背中、足の方まで施術し、
背骨を正しいSの字湾曲に近づけるような施術を心がけました。
また授業中や勉強中も「正しい姿勢」を心がけるように伝えました。

Aさんも真面目に実践し、練習中でも体全体を使うよう意識したところ、a1020_000104
肘の痛みが軽減したとのことで、大会の方も良い結果が出ました。

「正しい姿勢」を心がけることによって、
肘や肩にかかる負担が少なくなるばかりでなく、
身体全体を使ってボールを打つことが出来るので、パフォーマンスも上がります。
また勝ち抜けば一日に数試合するテニスの大会では、
体の疲労も少なくなり、かなり有利になります。

その後も高校を卒業するまで、定期的なメンテナンスに通って好調をキープしてました。

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あなたも肘のことでお悩みがありましたら、ぜひご相談下さい。

 

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